政府交渉報告(反論等)

2017年8月29日、参議院議員会館で 「避難の権利」を求める全国避難者の会 が政府交渉を実施しました。

交渉から2ヶ月以上過ぎてしまいましたが、本会の側からの反論等について、報告します。

回答に対して避難者の会の側からは、
・福島県民健康調査検討委員会の「中間とりまとめ」が出た後に判明した小児甲状腺がんとその疑いの数が増加していて、検討委員の中からも「中間とりまとめ」の見解に疑問を示す人が出ている。
・福島県の他の県からも小児甲状腺がんがエコー検査で見つかっている事例もあるし、全ての県が「有識者会議」を開いているわけではない。やはり福島県外でも小児甲状腺エコー検査を実施してほしい。
・チェルノブイリ原発事故で得られたデータや、汚染の測定方法を尊重して、状況が比較できるようにしてほしい。その為にも、チェルノブイリ原発事故後で汚染の測定に用いた土壌汚染の数値が欲しい。
・実際に福島県外に住んでいても、子どもの甲状腺に異常が出ている。そこから避難した後、甲状腺の状態が改善した。やはり福島県外でもエコー検査が必要だ。

などの意見が出ました。

話は平行線になりましたが、今後とも交渉の機会を作るという事で、交渉を終えました。