「避難の権利」を求める全国避難者の会 設立集会 開催しました!

2015年10月29日(木) 設立集会を開催しました

会場は、東京の参議院議員会館101会議室。
当初は、総計100人程度の準備を考えていて、メッセージ集やアンケート用紙も100枚準備していました。

実際の来場者は、主催者が把握する人数で約140人でした。

各地に避難している避難当事者、
それを支えて下さっている支援者、
各地で避難者や被害者の裁判を担当して下さっている弁護士さん、
超党派の国会議員のみなさん、議員秘書の皆さん。
お忙しい中、また、遠路からお出での方も、みなさん、ご来場ありがとうございました。

スライドショーで会が始まるころには、まだ受付では応対に追われていて、会場もにぎやかでした。
が、スライドショーが終わるころには、スクリーンに映し出される印象的な映像に、会場も静かになってきました。

共同代表 宇野朗子の設立あいさつに続き、
共同代表 中手聖一の設立趣意の説明、役員の紹介

そして、リレートークが行われました。
福島県内から福島県外への区域外避難者(自主避難者)の話。
避難指示が出されていて、現在も解除されていない避難者の話。
関東から北陸、関西、九州、国外へ避難している人の話。

そしてリレートークの締めくくりは、
『原発避難白書』の編集発行に携わった福田健治弁護士の話でした。
いまだに全貌がわからない、原発事故による避難者の状況を明らかにし、
避難者がつながることの大切さを示す話をコンパクトにまとめて下さいました。

休憩をはさんで、ディスカッション「はじめの一歩」に入りました。
集まった避難者が、6つのテーブルに分かれました。
それぞれのテーブルで自己紹介し、今必要なことは何か、この会で取り組むべきことは何かを語り合いました。
その後、それぞれのテーブルで話したことを、全体で分かち合いました。

短い時間で、参加者各自が今日の収穫を振り返った後で。

監事の鈴木絹江が、今日の集会の終りの言葉であると同時に、この集会からの始まりの言葉を語り、静かに会が終わりました。

最後に、集まった人たちで記念撮影をし、大急ぎで後片付け。会場の復元をして、集会が終わりました。

参加者の皆様、くどいようで恥ずかしいのですが、本当にありがとうございました。
国会議員ご本人が足を運んで下さったので、お一方ずつお言葉を頂戴すべき所ではありましたが、
時間の関係でお名前を紹介させていただくにとどまり、申し訳ありませんでした。
この場を借りて、御礼かたがた、お詫び申し上げます。

ご来場くださった、多数のメディアの皆様方。

NHK、TBS、毎日放送、のテレビ局3社。
FMラジオ「ココラジ」
毎日新聞、朝日新聞の全国新聞2紙と、全国の新聞に記事を配信する共同通信。
福島民友、東京新聞(中日新聞)、北海道新聞、新潟日報、
日本農業新聞、聖教新聞社、社会新報
週刊金曜日、岩波書店雑誌『科学』

ネットメディアでは、IWJ、OurPlanetTV、
フリーのジャーナリストの皆さんも、木野龍逸さん、吉田千亜さん、西中誠一郎さん、和田真さん、湯本雅典さん

皆様、ご来場、ありがとうございました。
(記載漏れがありましたら、事務局あてのメールでお知らせください)
速報性があるメディアでは、既に多くの記者の方が記事にして下さり、ありがとうございます。
週刊誌等のメディアの皆様、よろしくお願いします。

今回の集会の記事を結ぶにあたり、2つ、申し上げたいことがあります。

一つ。この会は生まれ立てで、まだまだ多くの方々のお力を借りながら進んでいく途上にあります。
   今後とも、お力添えをお願いします。

もう一つ。このようなWEB上での情報展開能力を、私たちはある程度自前で活用することができます。
     しかし、WEBにもネットにも接続できない、多くの当事者がいらっしゃいます。
     そのような人たちには、地上波テレビ、日刊新聞、国や地方公共団体の広報などが、頼みの綱です。
     メディア以外では、人による口コミが大切です。
     皆さんの周りに、原発事故の避難者がいらっしゃるかもしれません。
     どうか、話題にしてください。

全国の避難者を、少しずつ載せて進んでいく、私たち避難者の船は、今、船出したばかりです。
私たちの、そしてみなさんの航海が実り多いものでありますように。