『全国避難者ミーティングin札幌』開催報告

事務局 宍戸俊則です。

報告が遅くなり、申し訳ありません。
2018年5月26日、27日の両日、札幌市の「かでる2・7」で
『全国避難者ミーティングin札幌』を開催しました。

26日は、本会の総会を開催しました。
全国から、北の大地北海道の札幌に、
原発事故避難指示区域からの避難者、
それ以外の福島県からの避難者、
福島県以外の東北や関東からの避難者も集まって下さいました。

総会に続いて、オープン企画として講演会を開催しました。
1つ目の講演は、
道北勤医協 旭川北医院 院長 松崎道幸医師による 「甲状腺がん問題と低線量被ばく」

ここに、当日松崎先生が使用したスライドを、PDF形式で添付します。
松崎先生全国避難者の会講演180526本番用

2つ目の講演は、
札幌市の 厚別通内科の杉澤憲医師による「札幌での避難者甲状腺検査の取り組み」

講演の後は、避難者・支援者・講演を聞きに来たみなさんを交えての懇親会。
避難者が札幌市の東隣、江別市で開店・営業しているcafe もりのすみか からの仕出し料理をいただきました。
懇親会は盛り上がり、そのまま札幌大通り公園で開催されていたライラックまつりでの2次会へと続きました。

懇親会と2日目のイベントは、協賛団体である「こだまプロジェクト」に運営をお任せしました。

2日目は、「こだまプロジェクト」代表の宍戸隆子による挨拶から始まりました。

つづいて、問題提起として、
NPO法人チェルノブイリへのかけはし 代表 野呂美加さん「事故から7年。チェルノブイリからのメッセージ」
のお話をいただきました。

さらに、今回のミーティングのまとめも兼ねて、
グループディスカッション
テーマ「過去・現在・そしてこれからの私たち」を開催しました。

ファシリテーターを、一般社団法人子ども被災者支援基金 監事 東田秀美さんにお願いしました。
東田さんは、札幌の311支援者団体「むすびば」の要のお一人として、
原発事故被害者の保養活動も含めて、私たち避難者がお世話になり続けている方でもあります。

ディスカッションには、札幌市とその近郊で、避難者支援・被災者支援を続けている大学生にも参加していただきました。
その結果、未来につながる、良いディスカッションになったと感じました。

遠路はるばる札幌まで来てくださった皆さんと、講演を引き受けて下さった松崎先生、杉澤先生、野呂さん、
さらにディスカッションのファシリテーションを引き受けて下さった東田さん、
「こだまプロジェクト」、
そしてイベントに参加して下さった皆様に、改めて御礼を申し上げます。