2016年11月8日 4団体 政府交渉記録 その32

(承前)

中手:あのね、もうすでに福島県さんが、発表された来年4月以降の家賃補助の政策、それを前提に動き始めている人たちもいます。だからこれは、今のまま穴だらけのままで大変危険です。しかし、それとは別に、もう一回再考してやはり必要な人がこんなに残るから、災害救助法を延長してくれと、仕組み的にはできるでしょう? しかも、ここでこれだけですよ、問題点が指摘されて、あなた方が把握されてない事も今日お伝えして、じゃあ、どうするというの? 再考もできないんですか? 新妻さん、持ち帰ってこういう事も指摘されたと避難者の直の声を聞いて来た、どうします?と、再考しませんか?と、しましょうか?と、そういう声が上がったんですよ、と。「再考しません」と、ここであなたが答えるという事は、そんな事は伝えないということ? そうなの? 違いますよ! 「再考します」と、ちゃんと今日の話しを聞いた上でもう一度お答えしますと、こういう話しがなぜできない?

福島県新妻:すみません。言葉足らずで申し訳ありません。今日の打合せの協議につきまして、要望につきましては、当然私どもの方といたしましては、知事に報告をさせていただいておりますし、結果も知事まで報告させていただく予定でございますが、そういった意味でそういうご要望が出たという事は当然伝えるものでございますが、今現在の私どものやっている方針としてですね、ここで支援を変えるとかという事を答える立場ではないので、ここは、そういったご要望が強く出たという事につきましては、持ち帰えらせていただきます。但しですね、私どもも持ち帰って報告はさせていただきますが、それが変わるという部分については、今のところ私どもとしては、この方針のままでやらせていただくということでございます。

中手:わかりました。そりゃそうでしょう。あなた、ここで来年以降も継続を求めますと言えないっていうのはわかりました。持ち帰ってその結果は、また福島県にうかがって聞くという機会もあるでしょうし、それ以前に今回の4団体に対して検討結果は文書でください。我々に。

福島県新妻:県からでございますか? 国から?

中手:県からですよ。今の話はね。

福島県新妻:ひだんれんの皆様とは、何度かこれまでも共有させていただいて要望等をお聞きさせていただくので、今後もそういう機会はあるのかなと思っておりますが、その機会でよろしゅうございましょうか。

中手:いやいやいや、その前にください。報告を!今日持ち帰って検討した結果を報告してください。

長谷川:主催が4団体協議ということでやらせていただいておりますので、この協議に対してのご返答をいただきたいという事でお願いします。

福島県新妻:すみません。あの今回・・・

中手:一箇所でいいですよ。私のところにお返事をいただければ、他の団体さんにもお伝えいたします。

福島県新妻:今回のご要望につきましては、既に要望書をいただいてはいるんですけれども、県知事宛はないのですが、、、

中手:だから、今この場で言ったんじゃないですか!

福島県新妻:ご要望は聞きましたので、ご要望を承ったということでよろしゅうございますね。

中手:で、再検討を求められたと、その結果こうだったというのをください、と。

(続く)