2016年11月8日 4団体 政府交渉記録 その30

(承前)
中手:大項目の3番の要望に誰も応えずに帰りましたって、できないでしょ? 終わるわけにいかなくなっちゃったね。

鴨下:内閣府ではないですか? あえてあげれば。

司会:内閣府か、復興庁かって話が飛び交っておりますけれども。では、内閣府、復興庁かという話がとびかっていますので、内閣府と、復興庁それぞれ…防災担当って話も…

内閣府防災担当高相:内閣府防災でござます。福島県から、我々は災害救助法を所管しているところでございますので、災害救助法に関わる相談等がございましたら、適切に対応してまいりたいと思います。

中手:ちょっと聞いていたかな? あの、あなたがおっしゃっているのは、福島県から申し込まれたら、もちろん協議するよって言っているわけでしょ? 福島県の方から新たな判断なり、新たな協議を申し込まれたらやるよと言ってらっしゃるわけでしょ? そういう意味でしょ? 今? 言われたのは。私たちが訊いているのは違うんですよ。今ここでね、これだけ問題になっているのが分かったでしょ? このまま進んでいったらならば、まずいってことが分かったでしょ? あなたが、同意した内容、それ自体にもう疑義があるでしょ? あなたの方から、もう一回協議して、確認したいと言わなくちゃいけないでしょ?って言っているんですよ。(会場拍手) 福島県からこういう説明を受けたよね。そうだと思って同意したよね。でも違うかもしれないっていう疑義があるんで、もうちょっとその件については協議しなおしたいと、あなたが言わなきゃいけないと言っているんですよ。

司会:いかがでしょう。

内閣府防災担当高相:繰り返しですけれども、あくまでも災害救助法の実施自体は都道府県知事になりますので、都道府県知事から、そういう協議あるいは、今回来てらっしゃる福島県庁の方から…

中手:ちょっとごめんなさい。繰り返しなのは、分かった。

内閣府防災担当高相:はい。もう、繰り返しにならざるを得ません。

中手:じゃ、聞きましょう。同意一回した内容について疑義があった場合に、国から再協議できないという法律を教えてください。。。あるわけないでしょ!教えてください!

司会:よろしいですか?

内閣府防災担当高相:再協議できないという風に、私は申しあげたつもりはないんですけれども。

鴨下:じゃあぜひやってください。

内閣府防災担当高相:ですから、先ほどから申し上げている通り、都道府県知事が協議をして、我々が同意をするという仕組みになっておりますので、一回同意したものを、仮に福島県さんが、もう一回やりなおす、仮の話なんで、仮の話は申し上げたくないんですが、そういうことがあれば、ご相談には乗りたいと思います。

中手:違うんだよ、だから。何回言ったら分かるのさ。福島県から言って来なきゃやりませんとあんた言っているんだよ。やれませんって言っているんだよ。福島県から言い出してこない限り、やれませんって言っているのはどこの法律に書いているんですかって言っているの。国の方から協議したいと言えないっていうのは、何の法律でどう決まっているのか答えてくれって言ってるのよ。

内閣府防災担当高相:それは災害救助法施行令で、特別基準を設定する場合は、国に対して、都道府県都知事が協議して、我々が同意するという仕組みになっています。

中手:設定する場合じゃなくて、見直す場合にこういうことは出来ませんって、あんたは言っているんだよ。今も言ったように、一度協議して同意しました。ところが、同意した内容に疑義があるでしょと。今日だけだって、明らかになったことがあるでしょと。そういう場合に、それを国から言い出すことはあんたは、できないって言っているんですよ。できないはずはないでしょ。疑義が見つかって、間違いがあがって、ウソが発見されたまま、国の税金使うんですか? そちらの方が余程、違法なんじゃないですか? できますよ。やってください。

司会:はい。では、復興庁の方から。

復興庁田淵:復興庁の立場からお答えさせていただきます。今、いろいろございましたが、応急仮設住宅の打ち切りの話に関しましては、福島県さんと内閣府防災さんとの間の協議というようなことで、私の方ではコメントは差し控えさせていただきたいと思います。復興庁の立場としましては、福島県さんが決められました新たな政策、帰還生活再建に向けた支援が、円滑に進むように引き続き支援を行っていきたいと言う風に考えております。以上です。

宇野:どんな? どんな支援ですか?

復興庁:具体的には、被災者支援法を活用しまして、県内外の相談センターとか情報提供、あるいは…

宇野:今出て来た問題に対して、どういう風に支援するんですか? 福島県だけでは、もうあっぷあっぷで、こんな風な状態なんですよ。復興庁さんは何をやるんですか? 今。これから!

復興庁:現状で決まっているのは、この、今申し上げました取り組みでして。これからの事は今申し上げることは、難しいかなと思っております。

宇野:文章で回答してください。この後。

復興庁:今、現状では、この取り組みしか私ども…。

松本:あと何ヶ月あるんですか。

復興庁:福島県さんをしっかりサポートしてまいっていきたいと思います。
(続く)