2016年11月8日 4団体 政府交渉記録 その7
(承前)
要望1 ③山林除染
司会:みなさん、質問がつきないところなんですけれども、要望として、全体的なボリュームとして要望項目2の方にかなり重点がありますので、ちょっと私もペースを少しずつ早めさせていただいて、なかなか消化不良のところがあったり、ご説明が行き届かなかったり全部うまく伝えられなかったりというところで双方申し訳ないところでありますけれども、進めていきたいと思います。では、③の項目に移ってまいります。「山林除染の計画と進捗をご報告いただきたい。」よろしいでしょうか。たびたび恐縮です。よろしくお願いいたします。
環境省在原:森林の放射性物質対策につきましては、復興庁さん、農林水産省さん、あと、我々環境省の3省でとりまとめた福島の森林林業再生に向けた総合的な取り組みというものがございまして、こちらに基づいて進めていくこととしております。まず環境省としては除染事業を所管している立場から、今年度中の面的除染の終了に向けまして、森林の、生活圏森林の除染についても営為進めているところでございます。同じくですね、この、もうしあげました3省におきまして里山再生モデル事業という物も実施を始めておりまして、こちら森林の除染だけではなくてですね、里山再生の観点から森林を総合的に再生していくということで、取り組みを進めているものでございまして、9月6日にはじめの日本市町村さんを選定させていただいたところでございます。今後ご希望のあります各自治体さんのご要望を伺いながら、モデル事業の実施地区を決めて、そこでポイントモデル事業を実施しまして、そういったモデル事業の効果でありますとか実施状況を踏まえまして、その後の対策などを検討していくこととしております。
(続く)