3月9日 第一回 対政府交渉実施決定

「避難の権利」を求める全国避難者の会 事務局宍戸です。

しばらく投稿が滞っていましたが、その間に会員数も50人程度にまで増えました。
(入会手続きが遅くなったのも、宍戸の不手際と、仕事の遅さによるものです。
 この場を借りてお詫び申し上げます)

さて。

また、3月11日が近づいてきました。

この1年間に起きた変化と言えば、
福島県民健康調査で「がん又はがんの疑い」とされた、事故発生当時18歳以下だった福島県のこどもが150人を超えた事。
避難指示区域が2017年3月までに、帰還困難区域を除いて全て避難指示解除にする方針を日本政府が決めた事。
避難指示区域外から避難している人への住宅支援を、殆どの避難者には2017年3月で打ち切り、
わずかに支援を残す人もその後2年で完全に支援を打ち切ると決めた事。
事故原発で増え続ける汚染水の処理の困難さに行き詰りそうになっている事。

そして、最近のニュースとしては、
2011年3月14日には東京電力と政府には「メルトダウン」がわかっていたのに、2か月間国民には隠していた、と
新潟県の調査に対して東京電力があきらかにした事。

そして、2月29日。ようやく東京電力の幹部社員が起訴されたこと。
ただし、検察庁は起訴を拒否したので、国民が起訴に持ち込んだこと。

上記の中で、日本政府が被災者・避難者の希望を叶えるべく努力した跡は、どこにも見当たりません。
そんな日本政府に対し、この会は第一回の交渉を実施します。
期日は3月9日

詳細については、次回の投稿でお知らせします。

文責 宍戸俊則