第1回 政府交渉を実施しました。

2016年、3月9日、12:00~14:30(予定では14:00まででしたが、延長しました)
参議院議員会館B109会議室で、
「避難の権利」を求める全国避難者の会が主催する第一回対政府交渉を実施しました。

避難者の会の側からは、中手聖一・宇野朗子の2人の共同代表と、長谷川・宍戸の2人の事務局ほか、数名の会員と、
SAFLANの福田弁護士、FoEjapanの満田花夏さん、その他の避難者や支援者が出席しました。
また、この交渉を実現するために尽力して下さった福島みずほ議員も同席しました。

政府側からは、復興庁、内閣府、経済産業省、環境省、原子力規制庁の各省庁から、担当者が出席しました。

事前に提出していた質問書と、予め内容を省庁側に知らせておいた要望書に基づいて交渉しましたが、
話がかみ合わず、抽象的な議論と責任回避に終始する政府側の姿勢ばかりが目立ちました。

「避難者」を定義することさえせずに、
実態調査も福島県に丸投げし、福島県庁や福島県自治体役場のマンパワー不足を知りながらも積極的にかかわろうとせず、
廃炉作業の終了時期も、放射性廃棄物や除染廃棄物の処理の時間的目処も示せないまま、という
政府側の責任感の希薄さばかりが印象に残りました。

約1年後に迫る、区域外避難者に対する住宅支援制度の打ち切り問題も含めて、
今後とも交渉を繰り返すことを確認して、この日の交渉を終えました。

交渉内容の詳細は、追って、このHPでもお知らせしていきます。

文責:宍戸俊則