2016年11月8日 4団体 政府交渉記録 その31
(承前)
宍戸:ちょっとよろしいですか?先ほどの新妻さんの…避難者に関しては、地震と津波と原発事故とに関して、区別をしていない数字しか持っていない。国の方針ですよね? 福島県の方針ではないですよね? 福島議員の質問主意書に回答だしたのは、政府ですよね? 原発事故避難者は数えないって。定義もしないって。国です! あなた方です! 何十億でしょ? ほら東京オリンピックの話。ね? 桁ちがいません? 二つくらい。
会場:(拍手)
宍戸:人が泣くんです! 死ぬんです! あなたがたがここでちゃんと話を持って帰って、こういうことで泣く人がいる、死ぬ人がいるかも知れないって言われたって伝えることで、助かる人がいるんです。泣かないで済む子どもがいるんです。人を助けてください! 人なくして、何の国ですか? 人がいて、税金ももらって、ようやく皆さんの給料も出るんでしょ? ちゃんと仕事をしてください。人を泣かせないでください! 人を無駄死にさせないでください。お願いします!
会場:(拍手)
福島瑞穂議員:今まで支援をやっていたのを、打ち切るっていう事に合理性がないと思うんですよ。今までやってきたことを打ち切る…。時間がオーバーしてすいませんが、皆が言ってるのは、今まで続けてきたことを、なぜ来年の3月に打ち切るかってことじゃないですか。それに合理性がないっていうことなんですよ。福島県は、そのことを再考して欲しいし、国もその上に乗っかってやらないで欲しいと。つまり、今まで、さっきちょっと酷いなって思ったのは、区域外で避難している人だからって言っていたけれど、今まで福島県はそこに対してやってきた訳じゃないですか。ただ、皆が困るのは、避難していて、それを打ち切られるんですよ。支援策は十分ではない。で、原発のことだって解決していないじゃないですか。ですから、福島県はそこを、今日の皆の意見を踏まえてですね、再考してください。で、政府は福島県が決めたことだからではなくって、やはりそれは、そういうことの為に税金を使うように、国も決意をしてください。私たちはとにかく、この打ち切りをとにかく止めて欲しい。延期してほしい。ま、止めて欲しいってことですが、せめて延期して欲しい、来年の3月は。いかがでしょうか?
司会:福島県さん。先ほど、3月末でもう決めたとおっしゃっておりましたけども、今、「再考してほしい」という要望がありました。これについては、再考していただけるでしょうか? いかがでしょうか?
福島県新妻:いわゆる災害救助法によるですね、応急救助の部分についは、終了については方針通り来年3月という事は変わりませんので、ここにつきましては、応急救助の期間という部分についての考え方とつきましては、先ほども何度も繰り返しになりますが、国とも同意をさせていただいているということで、この災害救助法の適用については、私どもとしては、来年の3月というのは、区域外の部分については終了というのは変わりません。ただ…
松本:やめて下さい!
宍戸:違う枠組みでできますよね?別に災害救助法じゃなくても、別の枠組みではできますよね?
司会:今のご返答は、再考はできないと、しないということですね?
福島県新妻:はい。左様でございます。
(続く)