11月8日4団体共同交渉についての御礼

事務局、宍戸俊則です。

遅くなりましたが、
昨日の4団体共同交渉では、多くの皆さんにご協力いただいたことに、心から感謝します。

まずは、動き出しが遅れがちな
「避難の権利」を求める全国避難者の会
の動きに合わせて交渉してくださった、
「原発事故被害者団体連絡会(ひだんれん)」
「原発事故被害者訴訟原告団全国連絡会」
「避難住宅問題連絡会」
の皆様、ありがとうございました。
それぞれの団体が積み重ねてきた、これまでの活動や交渉が、
昨日の交渉につながりました。
改めて、御礼申し上げます。

また、省庁との折衝、会場の予約、さらには当日の援護弁論まで担ってくださった、福島みずほ参議院議員と事務所の皆様。
毎回お世話になってばかりで申しわけありませんが、今後ともよろしくお願いします。

お忙しい日程の合間を縫って会場まで足を運び、何とか省庁や福島県庁から、もう一歩の言葉を引き出そうと奮闘してくださった山本太郎参議院議員。
見習って、「正攻法」以外の手法を今後、色々と考えながら活動していこうと思います。

会場設営や入館証の受け渡し、受付作業、会場の復元に至るまで、毎回お世話になっている、「品川の女たちの会」の皆様。
皆様のお力なしでは、交渉そのものの運営がおぼつかなかったと思います。

TPPや米国大統領選挙と、他にも取材対象が多数ある中、私たちの交渉を選んで取材に来てくださった9社と7人のジャーナリストの皆さん。即日ニュースにすることは難しくとも、皆さんが会場にいらしてくださったことは、私たち被害者・避難者を毎回勇気づけて下さっています。
とりわけ、避難者の多くの避難元である福島県から報道組織が足を運び、即日報道してくださったことは、これまでなかったことなので、筆者(宍戸)は個人的に、画期的なことだったと思っています。今後、福島県内の他のメディアも取材・報道していただけると、「避難者と避難していない人の分断を狭める」力になるとおもいますので、よろしくお願いします。
毎回取材し、大きく取り上げて下さる「東京新聞」と「北海道新聞」は、そこに避難した人たちにとっては、大切な情報源になっています。今後ともよろしくお願いします。
組織に属さず、身銭を切って取材を続けて下さるフリーランスの皆さん、「市民科学者」の存在が重要であるのと同じく「市民メディア」の存在が今の日本では重要だと感じています。お体とお財布に気を付けて、今後とも取材と報道をお願いします。

そして、最後になりましたが、
組織の同僚や前任者からのサポートも少ないままに、居心地が悪い交渉の席に参加して下さった省庁と福島県庁の担当者の皆さん。
正直、私たち質問者側よりも、専門知識が乏しく、勉強不足の状態で参加なさった方が多かったのは、非常に残念でした。
また、交渉が始まる前に出来上がってきた原稿を、小声の早口で小学校の国語の授業のように読み上げた後は、アドリブが効かず、回答に詰まる姿は、気の毒に感じるほどでした。
ですが、交渉の場に出てきた以上は、私たちにとっては皆さんが、日本政府であり、福島県庁です。背負っているものに恥じない答えができるような準備をしてきてください。
特に、チェルノブイリ原発事故が発生した後の旧ソ連と、現在の日本とで、細かく比較をしてきて下さい。資料がわからなければ、「原子力資料情報室」に問い合わせたり、私たち被害者団体に聞いたりしてくだされば、お教えします。

次の交渉に向け、来年3月に迫った「自主避難者への住宅支援打ち切り」に向け、私たちも対応していきます。

今後の活動にも、ご注目下さい。