2016年11月8日 4団体 政府交渉記録 その34
(承前)
福島県新妻:先ほど個別訪問のやりとりの中で、そういった高圧的な態度とか、そういった部分があるということで、大変申し訳なく思います。それは前回、これまでもですね席をいただいて、訪問する者そのものが、それぞれ別な仕事をして、その期間だけ、我々県職員なりのその期間だけ借りてくるということなので、十分に研修しているつもりではございますが、そういったことがないように・・・
草野:そもそも家に来ないでほしいんです。
福島県新妻:ですからそれは、訪問の部分について、訪問しないでほしいということであれば、それは訪問しないってことになりますが、ただ先ほど言った今後どうされるかという部分でご相談をさせていただかなくちゃならないので、状況がつかめないこともございます。ですから先ほど言ったように仮設住宅に住まれる方で、今後いろいろ理由があって退去できないというような方については、その理由に沿った上でのご支援をさせていただくので、やはりお話聞かないと何ともその先の部分には行かないものですから、そういう意味での個別訪問させていただいているところでございます。そういった無理矢理というか強圧的な態度というのは非常に反省するべき点だと思いますので、そういうことのないように繰り返しきっちりとした研修させていただきたいと思います。また個別訪問は今後も、まだ十分にきまってらっしゃらない方、これから支援をされてる方も必要だということで年明けにかけてもう一度させていただきたいというふうに思っております。そういった意味で、今のご指摘の部分については、十分反省した上で、拒否されてる方も含めて今後どうしていくかという部分は、そういった対応にならないように十分心がけたいと思っております。
草野:拒否の意思表示をしても誰かきちゃうんですか?
片岡:期限が決まっているから高圧的な態度になるんじゃないですか?
村田:ひとつだけいいですか? ついこの間、9月末で住宅の確保の見通しがついているのは1割もないじゃないですか。それをあと4か月5か月で、本当に追い出しをしない状態で、できるんですか?
福島県新妻:1割の意味が、前回の1割は住宅確保ということで、公営住宅なり雇用促進住宅でどれくらいの新たな住めるところかというところで、千世帯余りということで、全体だと1割ということでございますが、実は避難される方々、今住んでらっしゃるところに住み続けたいと、先ほどの公営住宅の件にありましたけれど、特定入居したいというような話がございまして、住宅としてはですね、今お住まいの住宅に引き続きお住まいになる、そういった意味で、民間賃貸であれば家賃の支援をさせていただくという施策にしてございますので、1割が決まってないというわけではなくて、私どもとしては千戸程度は今の住宅で不具合があるという方がいらっしゃれば準備するという部分として用意させていただいているということでございます。
松本:収入要件で入れないって方、いっぱいいるじゃないですか。
(続く)