2016年11月8日 4団体 政府交渉記録 その22

(承前)
宍戸:あの、まず、よろしいでしょうか?協議して合意する。同意を与える。これただ同意するだけだったら協議なんていう言葉はその省令の文言に国語として入らないですよね? 協議する以上は、協議しなければならないだけの材料を省庁がちゃんと持って自覚的に判断しなければならないから協議するという言葉がはいっているはずなんで、それをあたかも言われたからそれを通しました、という感じ。または、一方的に受け取って確認もせずに出しました、では話になりません。国と県が合意した。しかも、そのあと、そのあとですよね?我々に細かい調査が入ったのは。それまで調査一回もないじゃないですか?国も調査してないじゃないですか?県に丸投げで、国も調査しない。で、県はやってると。県にそんなマンパワーあるわけないでしょう?割けるのは国でしょう?国策でしょう?国策で放射性物質ばらまいているんです。今もばら撒き続けてるんです。先ほど認めたように今も出てるんです。新しい汚染物質が今も出てるんです。収束なんてしていないんです。なんでこれで話が終わる方向に持っていけるのかが私にはまったく納得出来ません。で、具体的にですが、まず、調査が全然進んでいません。例えば、私の家に個別に調査しに来るらしいという話を妻から間接的に聞きました。1週間以上前に聞いたんですが、そっから先に話が全然進んでいません。私一回も調査受けていません。一回も調査受けていません。そういう家があります。どうですか?それに、協議にして同意OKなんですか?答えてください。これで協議で同意でOKなんですか?ちゃんと調査してないっていうこと今おっしゃいました。これでOKですか?

司会:内閣府さんの方にご質問ということで・・・福島か・・・

福島県新妻:福島県でございますが、今、来年3月で終了させていただく避難者の方がたに個別訪問を実施させていただいているんですが、個別訪問が一度もお訪ね行ってない。ということで大変申し訳ない。我が方としまして実は2回目の戸別訪問という時期でほぼ終了しなければならない時期にきてまして、まだ一度もお話していないという方は、まあ、あの、すみません、私の範疇ではすべてないというふうに思っておったんですが、そういう事実があるのであれば持ち帰って早急に確認さしていただきます。

(続く)