松本徳子さんの講演の記録動画です
事務局、宍戸俊則です。
福島県と日本政府による「福島県からの自主避難者に対する住宅支援打ち切り」という棄民措置から、
2か月半が過ぎました。
しかし、いまだに「生活の基盤」である「居住する場所」を奪われて苦しんでいる自主避難者については、
日本政府も福島県庁も、実態の把握さえもまともに行おうとはしていません。
そんな人たちを助けようと、全国各地で様々な人たちが奮闘しています。
その動きの中心とも言えるのが「避難の協同センター」です。
本会会員でもあり、「避難の協同センター」で避難者の支援にも携わっている松本徳子さんの講演の記録動画です。
2017年6月13日
原発事故避難者 松本徳子さん
「福島を離れて -国連人権理事会特別報告者 アナンド・グローバー勧告の5年目-」
【国連・人権勧告の実現を!」実行委員会】
松本徳子さんは、子どもの健康を守るため福島県中通りの郡山市から神奈川県内に避難。事故直後は卒業間近の娘さんと東京に一時避難、福島帰還後腹痛・下痢・鼻血など娘さんの体調変化から自主避難を決意。当時のゼロ歳児は小学生に、小1生は中学生に、小5生は高校生になった。
これまで周囲の無理解、持って行き場のない国や東京電力への不信や怒り、これからの生活や家族の健康に募る不安、奪われる子どもの未来、原発事故避難が引き起こす諸々のできごとをのりこえ、家族の生活を取り戻す、松本さんのことばに耳を傾け、その協同の働きにかかわりたいと願います。
「避難の協同センター」は、貧困対策・自殺防止・シングルマザー支援などを行ってきた市民団体とも連携し、避難者たちの相談をうけ、住居や生活、法律に関してのアドバイスを提供し、また必要な支援につなげています。
https://www.youtube.com/watch?v=2HGMf8aMJGY&ab_channel=%E4%B8%89%E8%BC%AA%E7%A5%90%E5%85%90